作家 戸板康二さんの ちょっといい話
益田孝というのは、画家益田義信さんの祖父に当る実業家だが、パリに行って、ホテルに着くと、いきなり暗い部屋に通されたので、内心おもしろくない。 何だってこんな部屋に通したのだとボーイにいおうとしていると、その部屋が上にあがり出したので、仰天した。 それはエレベーターだった。

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わが家の紫陽花

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作家 戸板康二さんの ちょっといい話
東宝の争議の時、撮影所の大部屋の俳優が、千円の給料をもらうことになった時、藤本真澄さんにいった。 「とうとう私も、千両役者になりました」

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タイ「スコータイ」の仏像

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作家 戸板康二さんの ちょっといい話
似顔の人形のことを、明治時代は生き人形といった。  その生き人形の名人の安本亀八に、陸軍省から、 「将官、左官、尉官、下士官の人形を作ってくれ」 という命令が出たが、この中でいちばんむずかしいのが、尉官の顔だったそうである。 亀八は散々考えた末、街を歩いて、大尉らしい顔を物色した。 すると、いかにも 「これが大尉」 という顔の人がいたので、近づいて、「あなたの顔を写生させて下さい」 とたのんだ。 話したみたら、その人は、退役陸軍大尉だったという。
         
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タイの仏像

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作家 戸板康二さんの ちょっといい話
明治三十年四月に、お茶の水の崖の上で、士族の松平紀義(のりよし)が、おこのという女を殺して水に死骸を投じた。天下に轟いた事件である。 その直後に、こんな小咄が流布した。 「松平紀義が人を殺して、逃げて、姉の家に着いた。ハァハァ云って、のどが乾いたというと、姉さんが、ひえたお茶を湯呑に入れて出すと、顔色を変えて、いけないいけない、お茶の水には懲り懲りした」 九代目市川団十郎作といわれる。

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タイの仏像

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作家 戸板康二さんの ちょっといい話
明治二十年に、天皇皇后の前で、歌舞伎が演じられた。 演劇史では、天覧演劇という。場所は麻布鳥居坂の井上馨の邸で、茶室びらきの日に、行われた。 二日目、皇后の前で、「寺子屋」 が演じられている時、松王女房千代のクドキで、皇后が御落涙。 それを見た末松謙澄(けんちょう)が、女形の二代目坂東秀調に、道具のかげから声をかけた。 「お泣かせ申しては、おそれ
多いぞ」

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モロッコ・エルフード、ホテルの中庭

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作家 戸板康二さんの ちょっといい話
「鹿鳴館(ろくめいかん)に行ったらバザーというのがありまして」 という小咄(こばなし)
を三遊亭円朝がしたそうだ。 「あっちでも、買わされ、こっちでも、買わされましてね。
考えてみれば、ロクメイカンだ。 シカ(はなしか)が泣くのは、当り前」

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タイの仏像

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作家 戸板康二さんの ちょっといい話
榎本武揚 「(注、江戸幕末~明治期の武士、幕臣、政治家)挿入」 は、ベランメエでしゃべったといわれる。 イタリアに行った時、レストランで、メニューを見ながら、連れに、「高くても、こういう所じゃァ、まからねえんだろうな」 としゃべっていた。  ボーイが来たので、冗談のつもりで、「まからねえか?」 というと、間もなく、マカロニを持って来た。

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タイ「バノム・ルン遺跡」の年一回のお祭り。

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作家 戸板康二さんの ちょっといい話
狂言作者河竹黙阿弥(もくあみ)の楽しみのひとつに、小さな火種から火をおこすというのがあった。それを知らない小屋の男が、作者部屋の火鉢にカンカンおこった炭を、山のように持ってきて、「景気よく入れましたよ」 といった。当分、黙阿弥は、その男と口を利かなかった。

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タイの果物。ランブータン

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作家 戸板康二さんの ちょっといい話
勝海舟が、中橋の骨董屋の店にはいると、自分の書が出ている。 多分、顔は知らないと思って、店の主人に、 「この幅(ふく)はいくら?」 と訊くと、主人がいった。 「それはそうと、先生、色紙を一枚、書いて下さい」

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桃の木?

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作家 戸板康二さんの ちょっといい話
幕末、吉原のくるわに桜川善孝というたいこもちがいた。 死ぬ前に、「金は残してあるよ」 と小声で家族にいい、臨終の時の天井を指さしたので、さっそく探してみると、小判の形の石を紙に包んで、その紙の表に、こう書いてあった。 「うそのつきじまい」

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フデリンドウ貴重な植物です。

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