前回のつづき。 もう9条を含め、憲法は変えるべきではない。 僕はこれまで改憲論者、護憲的改憲論者を自負してきました。 でも、もう改憲論者はやめた。 護憲になる」 「特集ワイド」の取材で、小林さん、確かに何度も「安倍政権での改憲はダメだ」とは言ってきたが、改憲論者の看板そのものを下ろすとは意外である。 学者としての大転換、と言っていい。 その真意は後で改め
て聞くとして、こうも付け加えた。 「政治も、憲法を巡る状況も、先ほど言った通りのざまです。 今、この国の憲政を守るため、打つべき最善の手は何か。 そう考えると憲法を変えず、伝統的な憲法解釈をもっと分かりやすく再構築して固め、国民に啓発し、関係法令を整備する。 これが一番いい」 昨年、世を騒がせた自民党の杉田水脈(みお)衆院議員の「LGBTなどの性的少数者は本
当にそれほど差別されているのか」「彼らは子どもを作らず『生産性』がない」との趣旨の雑誌寄稿も、小林さんにはショックだった。 「LGBTは、いや人間は全て個性的な存在です。 憲法は、各個人が、それぞれの個性を大切にして生きることを保障している。 にもかかわらず差別がある。 だから公権力が差別をなくす努力をすべきなんです。 憲法を擁護すべき国会議員が、憲法の一番
大切なところをまるで分かっていない。 そんな議員たちが、憲法をいじるなんてとんでもない」 小林さんは、生まれつき左手に障害がある。 今も人前に出る時は必ず手袋をする。 「障害も個性ですよ。 小さい頃、道を歩くだけで『かたわ』と石を投げられ、幼稚園の先生には『こういうお子さんは他のお子さんの迷惑になります』とまで言われ、入園を断られた。 『公園デビュー』じゃないけど、遊
んでいる子どもたちに『僕も入れて』と言ったら、『入れてやらない』と突き飛ばされて、泣いて帰った。 かっぽう着姿の母が抱き締めてくれて……。 母も泣いていた」 だからこそ「私が私として」生きることを保障する憲法に感動して学者を志し、「人は生まれながらにして平等で、不可侵の尊厳を持つ」と独立宣言でうたった米国に留学し、学者として、自民党議員らに「憲法とは何か」を指南しようと
活動してきた。 「でも安保法案や自民党の改憲草案を批判してから、表立って自民党の議員とは会わなくなってね。 一緒にレストランにいても、別々に出たりしてね。 野党も野党だ。 今の選挙制度では、野党が一つにならないと絶対に勝てない。 でもならない。 本当に安倍政権と向き合う気があるのか。 業を煮やし、16年の参院選、自分で政治団体『国民怒りの声』を結成して
打って出ると、今度は野党から『商売がたき』のように見られちゃって」 結果は敗北。所属する国会議員がおらず、メディアから「政党」として扱われなかったことも大きかった。 何せ学者である。論争は得意だが、かといって選挙にも強いとは限らない。 そんなわけで、あれほど小林さんを持ち上げた自民党も野党も、最近は小林さんに近づかない。 「改憲論を唱えていた昔も護憲派の憲法
学者から嫌われて、学会からパージ(追放)されていたからね。 子どもの頃から一人は慣れているんだ」 さて、長年の持論の大転換。変節、という意地悪い声も聞こえてきそうだが、本人は涼しい顔である。 「学者も学説も『道具』なんです。 世の中をより良くするための。 僕も憲法学者として、生まれて、生きて、そして死ぬまでに、世の中に良き貢献をしたい、とずっと考えてきた。 それ
が、昔は9条を含む改憲論だった。 でも今は違う。 憲法を変えないことこそ、世の中への貢献だ。 僕は今年70歳。 長年かけてここまで進歩してきたんだ」 夏の参院選の結果いかんで、首相、いや自民党宿願の改憲も政治日程に乗ってくる。 「その時は、今度は『護憲派学者』として、首相らと論争させていただくよ」。 ニヤリと笑い、テレビ出演のために慌ただしく去っていった。
安倍晋三が日本の全てをダメにした。 早く退陣しろ。 花札大統領は大相撲見学に来るのか、晋三が余計な約束をしないことを祈る。 今日の 大相撲観戦は選挙運動ではないのか。 晋三がアメリカにいくらよいしょしても、トランプの意思は変わらないょ。 晋三のバカさぶりには呆れる。
八幡秋田神社説明看板。

八幡秋田神社の楼門。

東海林 太郎(しょうじ たろう)の碑。 東海林氏は秋田出身の歌手。

オタフクナンテン。
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