◇どうなった 「旧三本の矢」 雇用増は非正規のみ、成長・物価目標は未達。
「旧三本の矢はもう折れちゃっている。 アベノミクスは失敗なんです。 それをごまかすため、新三本の矢と言い出しているだけですよ」 と辛辣(しんらつ)なのは、経済学が専門の慶応大の金子勝教授だ。 旧三本の矢とは ▽デフレ脱却のための大胆な金融緩和 ▽機動的な財政出動 ▽成長戦略の実施??の三つの政策を指す。 「安倍さんの説明を検証してみましょう。 確かに雇用は増えました。 でも内実は、正規雇用が減り、身分が不安定で低賃金の非正規雇用が増えただけです」 総務省の労働力調査に

よると、今年4?6月期の雇用総数は5267万人で正規は3314万人、非正規は1953万人。 民主党政権時の12年4?6月期は総数5146万人で正規は3370万人、非正規1775万人だ。 確かに総数は121万人増えたことになるが、非正規が178万人増え、かわりに正規が56万人減っていた。 さらに 「給料が2年連続で上がった」 というのも怪しい。 今年6月までの2年2カ月間、実質賃金(実際の賃金から物価変動の影響を除いたもの)は下がり続けたからだ。 7月にようやく前年同月比0・

5%のプラスに転じたが、この傾向が今後も続く好材料は見当たらない。 「最も深刻なのは成長率、物価上昇率の目標達成に失敗したことです」と金子さん。 安倍政権は日銀による国債の大量買い取りなどの金融緩和で、市中に出回るお金を増やして景気と物価を刺激し、実質成長率、物価上昇率の 「プラス年2%」 を達成する、と説明してきた。 これがアベノミクスの柱であり、この 「理論」 が崩れると、アベノミクス全体の信用に関わる。 しかし、実質成長率は13年度こそ2・1%増だが、14年度は0・9%減、

今年も4?6月期は年率1・2%減のマイナス成長である。 物価上昇率(生鮮食品を除く)は14年は2・6%にのせたが、原油価格の下落の影響もあって今年は横ばいが続き、8月にはついにマイナス0・1%とデフレ傾向に陥った。 この状況で登場したのが新三本の矢である。 政策には、検証と総括が不可欠のはずだ。 このままでは、退却を 「転進」 と強弁した旧日本軍の姿とダブらないか。 「GDP600兆円はバブル期以来の年3%成長を達成しなければならず、非現実的。 出生率アップも、労働者派遣法改

正で若者の労働・経済環境をさらに悪化させておいて、どうやって結婚や子育てをしろというのか。 介護離職ゼロに至っては支離滅裂。 安倍政権が介護報酬を引き下げたから、今後は介護離職どころか介護職員の離職が深刻になるでしょう」 金子さんはかつて石炭から石油へ、というエネルギー革命で自動車や重化学工業などの新産業が起こったように、例えば省エネや再生エネルギー技術を高めれば、交通インフラや家電製品など広い分野に経済効果が波及する、と見る。 「つまり新たな産業革命です。 

一国の指導者なら、目先の金融緩和や成長率にとらわれず、大胆な産業戦略を描いてほしいのですが……」   つづく。

ckb24d.jpg Carnival Liberty号 ピアノ・バー 2。

http://nobuyasu27.exblog.jp/

 ☚ おいでやす 左のマーク押してね。

スポンサーサイト



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 客船の旅, All rights reserved.