語られぬ本質、広がる 「落差」 東京本社社会部編集委員・滝野隆浩=防衛大卒・56歳 。

21日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式を取材した。 首相は訓示を「自衛隊最高指揮官、内閣総理大臣、安倍晋三」と締めくくった。 過去3度の訓示では「自衛隊最高指揮官」とは言わなかった。 今年は特別な思いがあったのか。  式のすぐあと、学生舎の前で一人の卒業生と会った。 大半は任命・宣誓式に出るため陸海空の制服に着替えている最中だが、任官を辞退した彼は紺色の制服のままだった。 卒業証書は前日に渡され、卒業式への出席は認められなかった。 2年前からそうだとい

う。  私は34年前に防衛大を卒業した。 任官しなかったが名物の 「帽子投げ」 はやった。 だから思わず 「何だか寂しくない?」 と聞いた。 彼はぽつんと答える。 「もう愛着ないですから、気にしてません」 今年の卒業生は「集団的自衛権1期生」 と呼ばれている。  集団的自衛権の行使を一部容認した安保関連法が昨年9月に成立したあと初めて卒業する幹部の卵たち。 その1割にあたる47人が任官しなかった。 「自分の力を民間で試したい」 と彼は言い、こう付け加えた。 「新しい安保法制のこと、まったく

関係ないわけじゃない。 頭のどこかにあります。 複雑です」 首相の強い思いと、任官しない若者の気持ちの複雑さ。 この 「落差」 が、私は新しい安保法制をめぐる現場自衛官、そして国民の戸惑いの正体だと思う。 昨夏、国会の法案審議の過程で 「憲法違反」 の批判が出た。 そして国民の賛否は真っ二つに割れた。 その状態は今も続いているが、政府のていねいな説明はほとんどない。  私はこの1年、数十人の制服幹部や隊員に会ってきた。 新しい法制に反対する者はいない。 ただ、彼らは「これか

ら、どうなるかわかりません」 と口をそろえた。 任務が増え、さらに多忙になるにもかかわらず、人員も予算も増えない。 陸上自衛隊では「人を撃つ/撃たれる」 場面も想定して具体的な訓練が始まっているのに、政府の説明は「リスクはこれまでと同様」 だ。 「駆けつけ警護」 などは当面やらないという。 夏の国政選挙の争点になるのを避けるための語法らしい。  「安全保障の大転換」 とうたわれてできた法律が、29日に施行された。 それは、これまでにない任務が下令され自衛隊が動き出すということだ。 なのにこ

の現場の困惑は何なのか。 そして、国民の関心の低さは??。  大仰な言葉のわりに本質が語られていないと感じる。 「廃案」を主張する野党の姿勢も、議論にはつながらない。 もっと具体的な問題をリアルに論じ合わなければ。 そうしないと 「落差」 は広がるばかりだ。   私見。 昨今、自衛官の応募が少なくなったと聞く。 安倍政権周辺は腹の中で薄ら笑いをしているだろう。 徴兵制を、もくろむ、チャンスと思って。

spe37d.jpg ラ・スベツィア・イタリア。 客船の停泊桟橋から海岸沿いを走り、左側のオレンジ色の建物まで無料バスが往復する。

spe38d.jpg ラ・スベツィア・イタリア。 客船の停泊桟橋から左側のオレンジ色の建物まで無料バスが往復する。 望遠レンズで撮影したので遠近感がないが、歩くと1時間近くかかると思う。

spe39d.jpg ラ・スベツィア・イタリア。 海岸沿いの石畳(一番目の写真)の左側に庭園があり、その左側が道路になっている。 その庭園にあった、敬虔な記念碑。

zya1d.jpg ラ・スベツィア・イタリア。 3種類の植物。 形とコントラストが面白いので、パチリ。

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